「……って、和くん。そういえば、足は?」


「ああ、少し痛むけど大丈夫だろ」


「和くん、ダメでしょ。もしものことがあったらどうするの。まずは保健室でシップ。念のため、その後は病院。わかった? 返事は?」


あたしは赤く腫れてるだろう目を細めて、口角をあげた。


素を知られてたとわかったら、和くんまで尻にしいちゃいそうな予感です。



[完]





→あとがき