でもーっっっ!!!


緊張して…無理!!!



「春と夏って今思ったら
俺ら隣の季節の名前なんだな


春も夏も隣り合わせで
いつだって間は重なり合う。


春なのか…夏なのか混じり合って一つの季節になる。


偶然だけど、運命みたいな名前だね。
俺ら。」



ロマンチックで言葉を失いますよ!!


そんな顔でその言葉。


しかもそれを計算じゃなく、サラッと!!


「………夏」



「ん?」


顔を見合わせ笑った。


そして又キスをした。



夏。


季節は夏に入り、私も彼を夏。

そう呼ぶようになった。