申し訳なさがこみ上げてくる。



「スミカはさ、彼氏の元カノとか
気になる??」


経験豊富なスミカに聞くのが
一番いい気がした。



なにより、こんなに私を心配してくれている。


「……そうだね〜

でも、今はきっとハルのことが好きだから
付き合ってるんでしょ?

気にしないのは無理でも
気にしすぎは駄目なんじゃないかな?」



…そうだよね。

気にしすぎ…か。


「ハルの彼氏って超ー、イケメンだよね!?

今度幼なじみですって紹介してよ!!!

違う学校だし、ちゃんと見たことないんだよね〜」




スミカは幼なじみで私と一番長い友達。


紹介するのは当たり前だよね!



「うんっ!
もうすぐ、サッカーの試合で忙しいから
試合終わったら紹介するね!」



心のわだかまりが取れた気が少しした。



やっぱり、スミカと気まずいなんて
嫌だし。


というか、私があんなにも避けていたのに


こうして何も聞かず普通に接してくれる
とっても良い子。