手を繋いで歩くのが申し訳ないくらい、街ゆく女の子達が夏樹くんをみてる。



やっぱり、王子様的にかっこいいからね。



「ハル、さっきから上の空だけど、何か考え事?」



しまった!!


「いっいや〜!!

夏樹くんと昼間に歩くのって何かこっぱずかしくてっっ!!!」



こっぱずかしい


なんて、若い子は使わない言葉か!?


「ハルはやっぱり面白い」


…なにが!?

どう!?


私が変だと!?


いや、変だとも!!


「顔にぜーんぶ出てるよ」


私が赤面するなか、夏樹くんはクスクス笑っている。


くそぉ〜

又やってしまったか!!!



「…で、俺の地元で何したいの?」



今日のデートは夏樹くんの地元に来た。


まぁ、地元っていっても、電車を20分ぬらい乗っただけだけど