さりげなく私の左に周り道路際を歩く夏樹くん。


そんな気遣いの出来る所が好き。



「次の試合、レギュラーに選ばれたんだ。


ちょっと場所が遠いからハルには応援来てもらえないけど」



夏樹くんは高校生サッカーの中では
有名な選手なんだって
ゆうくんが、いっていた。


なのに、気取らない。


そんな謙虚さが好き。



「どこなの??行きたいな!!」



「遠いし、現地解散じゃないから

その後一緒にも居れないし
つまんないよ?」



なによりも、



優しく笑う所が好き。




こんなにも好きがあるんだよ。



私はやっぱり、夏樹くんが好き。



「夏樹くん?」


「うん?」





「私、夏樹くんが好き」