「ねぇ、太一!
一つ聞いてもいい!?」





7月になって暑い夜。


私は一大決心をした。


あれは正しかったんだろうか。


そんなこと、私にだってわからない。



でも今でも思い出すのは




あの時の




優しく笑ったあなたの顔なのです。




恋の仕方も愛の意味も分かってから


あなたと恋をして



愛して愛されたかった。