この時、私は気付いてしまったの。


葉山は私を好きにはならないって。


友達としてならいい。


いつか言われたその言葉は今もまさしくなんだなって感じた。


でも私は葉山の事が好きだった。


少しでも女の子と見られたくて


かほやまるにアドバイスをもらって
髪型を変えてみたり


香水を付けてみたり


化粧をしてみたり、


ほんの少し努力もした。


葉山が部活を引退するまで
待とう。


そう思った。


それからだっていいんじゃない?


だから、今はせめて、
この仲の良い関係でいたい。