春の木漏れ日の中私は産まれた。

ありきたりなハルという名前。

沢山の人から愛情を持たれるこの名前は嫌いじゃない。


「ハル〜!おっはよ!!」


いつもの道。

いつもの朝だった。

「スミカ!!
今日も可愛いね〜」

スミカは幼馴染で家は斜め前の近距離だ。

スミカは本当に可愛い女の子。
白のワンピースがよく似合う、絵に描いたような女の子。