次の日の朝も空は快晴で

憎らしいくらいだった。


「ハル〜っ」



こうやって、いつもの朝になっていく。


スミカが笑顔で駆け寄ると、これがいつもの朝だと実感して…


これが現実なんだと虚しく感じる時だってある。


「ひろきにね、次のサッカーの試合見に来てほしいって頼まれたんだけど、ハルも一緒にどう??」



スミカは今日もその天使のような可愛い笑顔でふわふわっとした口調で、悪気がなく、話しかけてくる。


……もう、名前で呼んでるんだ。

昨日の朝まで、そんなんじゃなかったのに……


展開の早さに驚く時もこれが初めてじゃない。