本当、どうしようもない私。



結局また良を困らせて


心配させて



でもまた、良に、甘えて。




「……今でも、夏樹が好き?」




…夏樹


なつ。



あなたの名前を久びさに聞いて


心臓が大きく音を立てた。



「どうして、そんな事聞くの?」



良はさらに強く私を抱きしめた。



「俺がハルを好きだからだよ」






ねぇ、なつ。



あなたは今を生きてるよね?



私も今を不器用に生きているよ。