「イメージ違った?」


又顔に出てたか!!



「まぁ…ね。

サッカーやめろとか言うタイプに
見えないからさ」



「医者になって、継いでほしいんだと思うよ?

俺も医者になりたいし、継げる病院があるなんてラッキーな事だし、ね」


夏の家はそれなりに大きな病院経営で
夏は跡継ぎ。



そしてイケメン。



もう、本当言うことないお方。



「ハル…

まだ早いけどさ…



このまま俺とずっと付き合ってさ


俺が大学行って


医者になって


ハルと結婚したい」



高校生の結婚の約束は
無効ですか?



付き合っていたら誰もが口にするよね?



でも、この時私は本当に願ったの。



夏との将来を。



「うんっ!!夏と結婚したいっっっ!!」



夏とずっと一緒にいたい。



硬くそう願った。




「好きだよ」


「私は大好き」



世の中に入れば私達なんて

何十億人のちっぽけな人なのかもしれない。




でも、私は夏と出会って


恋をして



永遠を誓った。



それは奇跡のような事。


そう


奇跡だったの