夏休みが始まった。
夏休み初日のこの日夏の2回戦の試合。
あれからあの事については話していない。
…というか私の予想とは
裏腹に夏は至って普通。
これまで通り、優しい夏。
「てか、それ、絶対吹っかけでしょ!!
夏樹とハルを別れさせたいんだよ、あの蛇女!!」
蛇女って…!!
「いや、でもその後スミカに会ったけど
本当に別れたっぽいんだよー」
「それはあの子の性格に嫌気さしたんじゃない!?
かほも言う通り、夏樹くんとハルを別れさせたいんだって!!
まず、コンビニも絶対待ち伏せの理由の一つだって!!」
ん〜、かほもまるも
こんな感じ。
「そうかな〜」
何か又嵐が来そうな変な予感…
「あっ!!
そうだ!!はまちゃんが
海の家のバイトしてるんだけど
皆で行かない!?」
「いいね〜!!
行く行く!!
ゆうくんと良も行くんでしょ!?」
「夏は試合次第だね〜
一緒に行けたら楽しいんだけどな〜」
夏の汗は今日もキラキラ輝いている。
いつ見ても本当、かっこいい。
私っていう彼女が居てもキャーキャー騒ぐ女の子達。
あの子たちの視線が本当、いつも痛いんだよね…