「夏、幼馴染のスミカ。
家がすぐ前なの」



夏はスミカを見て優しい笑顔を見せた。



「女の子2人だと危ないから、家まで送っていくよ」



「夏っっ!!
スミカと2人だし、大丈夫っっ!!
…帰っていいよ!!」



やっぱり、黄色信号は消えない。


これ以上、近付けては駄目。



夏は少し困惑した表情だった。



でも、すぐあの優しい笑顔になって私の頭を撫でた。



「ずっと待ってたんだから、送らせてよ」



夏の笑顔は本当キュンとくる。



嬉しいし

私だって…夏と少しでも居たい。



「いいな〜ラブラブって感じで!!

いつも、ハルから夏くんの話、聞かされてるから是非会ってみたくって〜!!

今日は会えて本当嬉しいっ」



スミカは可愛くそういって夏の手を握った。



気持ちのざわつきは
増す一方…