「大西ー、今日は図書委員の当番だぞー」

先生に言われて気づく


「そっか、今日だったな…」



私は図書委員。
小森先輩も図書委員。
図書委員の仕事は放課後に図書室にいる事
別にする事はない
それは部活終了時間まで続く
週一であって、2人組で居なきゃいけない


「小森先輩と、一緒だ。」



私は小森先輩と一緒に図書室にいる
友達と入ったわけでもなかったから
どうしようか悩んでいたら
たまたま小森先輩がいて
誘ってくれたんだ


「嫌だったら早退しなよ」


気を遣って話しかけてくれるのは華ちゃん


「ううん、大丈夫。」


せっかく先輩と会えるのに
その時間を無駄にしたくない



「小春も大人になったなぁ〜」

「あんたが言うんじゃないわよ!」

「華だってそうじゃねぇかよ!」

「私とあんたは違う!」


早速華ちゃんと喧嘩し始めたのは
勇太くん


「分かったから。2人ともやめて」


その2人をまとめるのは大ちゃんの仕事



私と華ちゃんと勇太くんと大ちゃん
この四人でいつも一緒に居る
このメンバーでいると楽しいし
とっても落ち着く。私の大好きな居場所



「終わったらグラウンド来いよ」

「うん、ありがと。大ちゃん」