「おはよう」



「あ、おはよ。大ちゃん」



いつもの朝
同時に家を出て顔を合わせ
普通に歩き出す



これが日常になっているのだから
それほど一緒って事だよね。




「今週の日曜日空いてる?」



「うん、空いてる」



「小森先輩と愛花ちゃんで、遊ぼうよ」



おかしな目で私を見てる大ちゃんは
ただの心配性




「大丈夫だから、私は諦めた。言ったでしょ?」




「そっか、いいよ。」



何か言いたそうだったけど
我慢してくれたんだ



きっと私が泣いても
大ちゃんが胸を貸してくれる

慰めてくれる



だから、安心できているんだ