『だから、一緒に勉強したくて!』


それが目的で図書室に来たらしい
小森先輩も嬉しそうで恥ずかしそう



「あ、私そろそろ行かなきゃ」



時計を見ていう私は可愛くない
好きなら、いればいいのに
華ちゃんと勇太くんはきっとそう言う


でも、それは違うと思う
振られた私が先輩のためにできる事は
応援する事




「だめっ!」


「え?」


「あ、や、小春ちゃんも来年は受験でしょ?なら、早めに確認っていうか、なんていうか…」



戸惑っている愛花先輩



なんでだろう。
愛花先輩も好きなんだよね?
なら2人きりになりたいはずだよね



小森先輩をみると
先輩も〝居てくれ!″っていう顔をしてる



「そうですね。じゃあ少しお勉強させてもらいます」