詩乃にはいつも一緒にいた、少なくとも詩乃だけは親友だと思っている女の子がいる。

「詩乃ちゃん!?おんなじクラスやて♪願ったかいあったわぁ」

彼女が親友の『吉永 流夏』だ。

なぜだかみんなからさん付けで呼ばれている、アネゴ肌の子。

同じクラスになれて
さらに安心した。