「ここが、誠蘭高校…」

桜が咲き始めた春の始め。

私、黒井月乃は高校生になった。

私の住んでる町では、普通は受けないような離れた場所にあるこの高校、

『私立誠蘭高等学校』

私がこの高校を受けたのは…

あの人と同じ高校にならないため。

でも、やっぱり……

「友達がいないのはきついか…」

こんな離れた高校受けるんじゃなかった…

なんて、

考え事をしながら歩いてたら…

ーードンッ!!