律佳Sibe
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「――えーーでは、これから第2次試験を開始する。」
校長が話す。
「先程、入学式にも言ったが、第2次試験はとても簡単だ。
ただ単に、2年生と勝負し、勝利を収めれば良いだけ。
――簡単だろう?」
ざわぁっ!!
「何ソレ…………、私達、何にも聞いてなくない?」
「私達2年生に第2次試験を押し付けるとか………………。
先生ったら、何を考えているの!?」
入学生どころか、2年生まで騒ぎ出す。
入学生が2年生と戦う…………………?
勝てる、ハズが無い。
ううん、それどころじゃない。
2年生なんかと戦かったら、大ケガをする。
……下手したら、死ぬかもしれない。
なのに校長は……………
何を考えているの!?
「入学生と2年生は、同じ人数なので、同じ名簿番号の人と勝負してくれ。
そして入学生と2年生がペアになり、特別教室に行ってくれたまえ。」
そんなの無茶苦茶よ!!
……でも勝たなきゃいけない。
このルークナス魔法学園に通えない………………………!!
私の中で2つの気持ちが回っていた――――――――……。