――遥香――

夢璃が戒斗と登校してきた。

その前に、愁二君が女の子と
登校して来たのにもびっくりしてたのに。

一体この2人どうなってんのよ。


まさか、戒斗が好きだったりね……。

これはかなり、予想外だ。

まぁ、誰を選ぼうと
夢璃の親友なのは変わりない。


けど……。

――昼休み

「はっきりしなきゃ。」

私は突然言った。

「へ……?」

夢璃が首を傾げて言った。

「告白の返事よ。」

私は言った。

このままだと、納得いかない。

「夢璃は、どっちが好きなの?」

夢璃は険しい顔をした。

「………。」

困ったもんだ、この子は。