「「なんで…!?」」

俺と遥香の声がかぶる。

「…寂しかったんだもん。」

夢璃が言った。

「そっか…。」

何故か納得した俺。


愁二と何かあったんだろう。

ってかさ、てかさ?

「俺がいるじゃん?」

俺が言った。

すると、夢璃は笑顔になった。

「ありがとう。」


「私もいるからねっ♪」

遥香が言った。

「うんっ!」


「本当、可愛い…!」

俺は言う。


けどさけどさ…?

松山とこんな感じなら、
俺が引き下がった意味がないみたいな!?

俺はあくまでも、
夢璃が愁二の事好きかと思って…。

ん…?て事は…?

夢璃は、コイツ(戒斗)が好きなのか!?


「おい、嘘だろ。ってか嘘でしょ。」

俺は言った。

「何が?」

遥香が言う。

「いやいや……。」

つい心の声が…。