「何でお前が泣いてんだよ?」


「ひっく、だって、ひっくひっ」


涙が一向に止まらない。
次第に呼吸さえも荒くなってきた。


どうしよう、どうしよう。


息が苦しいよ、助けて晃…


「おい、大丈夫かよ!?
過呼吸じゃねぇか!!!
ちょっと待ってろ」



私は意識が朦朧になりながらも、晃が大慌てで私の場を去ったのが分かった。



晃、私怖いよ。


過呼吸になったの初めてだから怖いよ…。