「私のことを忘れたら
晃にビンタするよ?」


「ハハハァ
鈴は相変わらず怖いなぁ」


「晃、返事は?」


「約束は、出来ないかもしれないけど
忘れないように俺、頑張るから」


「うん」



これは代わりの約束。
本当の本当の約束じゃなく…




キャンドルの火が
心の中でふぅ~と消されたかのように、私の心の中が一気に暗黙に包まれた。