「今、俺に大好きって言ったか?」


「ひょえ?」


「いや、確かに大好きって聞こえた」


晃ったら
ナポリタンの味に言った大好きを
大きく勘違いしてる。


「大福の間違いじゃない?」


話逸らしてみよ。
どんな反応するかな?



「違う、大好きだ」


「…
それは、ナポリタンがあまりにも美味しかったから、それで大好き って言ったの」


「本当にそれだけか?」


「うん…」


急に私に迫ってくる晃。

晃に私の心臓の音が聞こえちゃうよ。


限りなく、胸がドキドキしてる。


これは、緊張してるからなのかな…?


やばい。聞かれたらまずいよー。


どうしよう。