「どうした?
口に合わなかった?」


「全然そんなんじゃないよ
ただ、美味しすぎて感激しちゃった」


お父さん料理人やってるから、何だか味を思い出しちゃった。
いつも大好物だからって作ってくれてたなぁー。

また味が似ているナポリタンを食べれるなんて、夢のようだよ。


「そんなにか
俺の作る料理は、人を感動させるのか」


「おかわりある?」


もっとたくさん食べたい。
今日くらい、体型なんて気にしない。


「まだ、たくさん皿に入ってるだろ
まだまだ残ってるよ」


「やったー
後、パスタの上にかかってるのは何?
何か、チーズっぽいけど…」


「この料理名は、焼きチーズポン乗せ、ナポリターンだ」


へぇ~
すごい。


「ほぅほぅ
変わった名前だね」


「そういうこと
まぁ、ゆっくり味わえ」


「はい!!
ありがとう

大好き」



このナポリタンが___。


今、ナポリタンには、れっきとした革命が起きている。


人を幸せにする究極のナポリタン?



一つ一つのパスタ麺に、愛を感じる。


何だか、また体が熱くなってきた…。

何でかな。
何でだろう。