「やべっ、この唐揚げうますぎる!!
俺やっぱり料理男子だな」


「自分で言ってどうするの!?」


「自分で言うから、ある意味いいんだろ
自分の事を褒めるのも悪くないぞ!」


「じゃあ私は自分のどこを褒めればいいの?」


「そうだなぁー…
人に優しくて、思いやりを持ってるとか?
ほら、自分では気づけない良い所も沢山あるんだから、悪く考えんなよ」


「そうだよね…
私結構一人で悩みを抱え込むけど、何事も前向きに考えるようにするね!!」


「そうだそうだ!
絶対に一人で悩まないで、ちゃんと俺に相談すること」


「ありがとう」


「だから俺の悩みも絶対聞けよな」


「そういう命令嫌いー」


「聞いてください、鈴様」


「や、やめてよ」


「ただの冗談」



二人して苦笑いを浮かべながらも、改めて二人で過ごしていた時間の日々を、胸に受け止める。


こんな楽しい日々がずっと続けばいいのになぁ。
時間はかかるかもしれないけど、あの頃の思い出よりももっとたくさんの思い出で埋め尽くしたい。