(バタン…)

「ふぅー…外の空気は気持ちいいねー♪」








『あの!すみません!生徒会長!』



あ、あのコ可愛いなぁ…
生徒会長って呼んでる…




『サエコ、オレンジジュースー!』

『あの!生徒会長!』

『ねえ、あんず、あんた生徒会長?』

「そんなわけ無いでしょ!京子ちゃんはとうとう頭のネジが外れたのかなぁ…」

『あんず生徒会長!』


『『「ええーーー!?」』』


「マジ!?」

『あ、あんず生徒会長じゃ無いんですか…?』

「いえ、あんずですけど…生徒会長って…?」

『あ!』

「どうした?京子ちゃん」


『全流れ星クラスの中でも、1番人間としての責任や態度??そんなのがいい人が生徒会長。学年、流れ星の中の階級、魔力、全く問題無し!っていうの、忘れてた♪』


『それサエコ知らなかった…って、おら京子。分かってたんなら早く言えよこのくそが!!』

「まあまあ」

『本当にゴメンね!痛い!わぁ!今日も元気にサエコの一発!(ドスドス!)』

『あの…生徒会長、私、生徒会の桜ともうします…』

「宜しくお願いします!それで…」


『あぁ!えーと、用件はオリエンテーションの時に開催者として、魔法をかけて頂きたいんです!』

「…え!?」

『あ、もちろん生徒会長もオリエンテーションに参加いただけるのでご安心ください!でも…参加するのは遠距離参加…つまり、モニターを通して現状を確認していただき、遠距離から魔法をかけて頂きます!』


「あ、はぁ。」


『そういうことですので、宜しくお願いします!』

(スタスタ)



あーもう、行っちゃったよぉ…

なにも知らない私が生徒会長なんて!



なーんて、ふざけてる場合か…




これからどうしよう…