「5点、5点、5点…、満点ですっ!!!」


言った途端沸き上がった喜びの歓声。


ガッツポーズをとる子もいれば、ピョンピョンはねとびる子もいた。


笑いながら帰ってくる健二。


「健二やばかった!!」

つい言ってしまった言葉に顔が赤くなってしまった。

「だろぉ〜〜」

そういって頭をなでなでする健二。


「てか次はお前らだよなっ?」


でれでれしていてすっかり忘れてた!

「お前、その格好似合いすぎ!」

笑いながら言う健二はお腹を抱えていた。


私達のパフォーマンスのテーマは“ヤンキー”


わたしは、下に赤いシャツに、上からは学ラン、ズボンは今にもパンツが見えそうなぐらいに下げていた。


頭はワックスのかけまくり。


髪が長い私の頭はぐちゃぐちゃだった。


「次は1年2組のパフォーマンスです。」


流れた放送に準備をする私達。


「じゃーね!」

そう健二に言い残し、私はパフォーマンスする場所まで走った。






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