「斎藤 空。
だから空って呼んでよ。
よろしく。」


笑いながら差し出された手を
握り返す。


私の手をまるまる包んでしまうほど、
大きな手だった。



「じゃあ〜行こうよ!プール!!」


あかりがそう言って
みんなでプールに向かった。