美結side 美「んーっと、空き教室って此処のことかな?」 朝、下駄箱に入っていた手紙の指定場所に私は来ていた。 きっとこれは女の子からの呼び出しだろう、と文字の特徴でわかっていても逃げるわけにはいかなかった。 私はいじめてなんていないとわかってほしかったのと…… ”彼女”を思い出したからだろう。 いくら怖くても逃げ出したくても、”彼女”は耐えていたんだ。 そして、私は_____ ”彼女”の心の闇を見抜けなかった