...と言うわけで
綾乃に連れられて放課後、夏祭りに着ていく服を買いに来ました


「どんなのがいいの?」
「え...どんなのって言われても」
「あんたの服の趣味は何よ」
「自分で買わないし...」


大体、服なんてお母さんだよ
...やっぱり私、異常なのかな?


「えっと...」
「あー!もう、これでいいや!」


私が選んだのは
黒い記事に紫の花が描かれている甚平


「え、千夏!黒でいいの!?」
「なんでもいいの」
「ピンクとかさ!!」
「そんな可愛い色は無理ですっ」


私はさっさとお会計をして店を出た。