あれは…知夏…?
あいつ、なんであんなところに…

「知夏」

「朔望…!
おかえり」

「ただいま、つか何してんだよ一人で、暗くなるだろうが」

俺がそう言うと、知夏が俯いた。
俺、何か悪いこと言った?

「朔望の事、待ってた…迷惑…?」

「え、いや…ごめん。ありがとな」

そう言って、落ち込んでる知夏の頭を撫でる。本当に髪の毛サラサラだよな…