次の日

まだ結果が出ないのかな…?

早くテスト返して…!


「芹沢、お前だけ職員室に来い」


担任にそう言われた。


「え?なに?ちー、なんか悪いことでもしたわけ?」


りっちゃんが笑いながら言ってるけど…

そんな場合じゃない。


留年…かも。



「お前のテスト結果だが…」


ドキドキ…


修哉に感じる胸のドキドキとは全然違う。

もう…ホラー映画を見てる時のような…
ドキドキ感。


「平均より上だった。合格だ。留年は無しだな」

「やっぱり…留年…ってええ⁉︎本当ですか⁉︎」

「ああ。良かったな」

「はい‼︎‼︎」