俺はいつからこんなに千尋のことを…?

なんでだよ…こんな時に限って…


こいつの大切さに気づく。


俺はこの空気に耐えられなくなって病室を出た。


「おい…待てよ!修哉!お前がいたら芹沢さんも思い出すかもしれないだろ⁉︎」

「わか…ってるよ…でも…今は…話しかけないで…くれよ…っ、1人に…して…くれ」

「修哉…お前…」

「うるせぇ…黙れ…俺だって…ビックリしてんだよ‼︎…クソッ…なんで俺…」


泣いてるんだよ…?


そんなにショックだったのか…。

そんなに悲しかったのか…。


泣いたのなんて何年ぶりだろうか…。


「千尋…愛してる…」