それから少し経っても行動は変わらないまま。

がんばって話しかけようと思って
翔くんに(中山先生どこかわかる?)
ってさりげなく、きいたりした。

それでも
翔くんは(あっちじゃないですか。)
素っ気なかった。

そうすると
おさななじみの
一年の 野中省吾 ノナカショウゴ。
が久しぶりに私に
話しかけてきた。

(お前翔のことかっこいいとかタイプとか言ってるんだって?そんなお前にいい情報がある。)

新菜(言っているけど…なになに?!)

省吾(翔お前のこといい意味として気になり始めてるよ。最近翔と話すことはお前の話ばっか。しかもいい話ばっかだよ。)

私はありえないとおもったけど
なんかうれしくて泣きそうになった。

でもなんで私を避けているんだろ??

新菜(ほんとに?!でもなんで翔くんはわたしをさけているの??)

そう聞くと省吾は

(恥ずかしがってるだけだよ。あいつほんとすぐ顔赤くなったり恥ずかしがるんだよな。だから、気にするな)

そうきくとわたしは
嬉しすぎて
いままでズーと嫌われてるのと思ってたから。
走って一番に未奈のとこにいき、
省吾に、ゆわれたことを話した。