太陽の日差しが眩しくて瞼を閉じた。


『ワアアァァァァッーーーー!!』


歓声。

その中を走る私と仲間。


天気は快晴。


アンカーの私にバトンが渡る。


相手と僅差だった。


でも、少しずつ差が開いて行くの。


地面を思いっきり蹴る。


一歩。
また一歩。

ゴールに近づいて行く。


___50m。


___30m。


___10m。


___5m。




そして、


『ゴォォーーールッ!!』



インターハイ優勝。

それが私たちの夢。


この景色、絶対に現実にしてみせる。


仲間と葵と私と。

皆でこの夢、


叶えてみせるよ。