【闇に帰って来ちゃダメ】
不思議にあたしは、明日香の事が心配になった。

それから、昼休みに加奈枝と一緒に屋上に来た。

「ねぇ?美夕夏。学校来なくなって、それから何してたの?おばさんから電話あったりしてビックリしたんだから。」

加奈枝は笑ってあたしに聞いてきた。

あたしは、明日香の事を話すか話さないか、迷ったけど話す事にした。

『前に言ったと思うけど、あたしと似た人がいるって言ったでしょ?その人の家にいたの。名前…明日香って言って、あたしと同じで好きな人の事でいじめがあったんだって…』

あたしはザラッと加奈枝に話した。

その時の加奈枝の表情は、少し心配そうで、だけど安心もしている顔だった。


『でね?ある日、明日香が薬をやった後を見ちゃったの。その時、守るって決めたんだ…だけど、一昨日「家に帰れ、学校に行け」って言われたの。あたしの近くにいちゃダメって…だけど、あたしの…明日香は親友だから。加奈枝は認めてくらないだろうけど、薬していたって親友なんだ…。加奈枝と同じで…』

あたしは、全て話した。
さっきのMailも。加奈枝はあたしに

「そっか★美夕夏いい親友できたじゃん!まぁ薬っていうのが、少し…でも、美夕夏が守ってあげなきゃね」