「美夕夏は初?」
『うん★』
違和感がなくて、不思議とクラブの雰囲気なれていったあたし。
『明日香はいつから、来るようになったの?』
あたしは、人に紛れながら明日香に聞いた。
「いつかなぁ?学校が嫌いになってからだから…」
学校が嫌い?あたしと一緒なんだ。
『あたしも学校が嫌になったから、来てた(笑)』
明日香は悲しく笑った。
明日香の過去は、あたしと似ていた。
「いじめられてたんだ…あたし。」
明日香はそういうと、空いていた席に座る。
いじめられていた…あたしと一緒なんだ。
『……………』
「好きな人がいてさっ…近づくなって言われても、そばにいたら、いじめにあって、学校辞めてきちゃったんだ(笑)」
明日香も同じ?。好きな人がいて…いじめにあった。
あたしと同じ。
『あたしもだよ…学校は辞めてないけど』
「仲間だね★」
明日香は、笑ってた。だけどすごく、たぶん…後悔している顔をした。
『後悔とかないの?』
「あるよ…でも、美夕夏みたいに同じ人がいて安心した☆」
あたしみたいな?
そんな事で人って安心するんだ。
だけど…あたしもなんだか、安心している様な気持ちになる。