次の日、あたしはいつも通り学校に来ていた。
あたしは、加奈枝とずっと話しをしていて、そこに誰かがあたしを呼んだ。
「美夕夏さん!」
『はい?』
そこにいたのは…
あたしの敵の[向井葉月]だった。
――なんだろう?
「ちょっといいですか?」
と言われて、あたしは嫌な予感がしながらも、加奈枝に
『少し行ってくるね』
と言ったら、加奈枝は
「やられないように…聖斗君のせいで(笑)。」
と言った。
――縁起の悪いこと言わないでよ。
と思いながらも、あたしは加奈枝から葉月さんの方へ行った。
――何?あたし…もしかして、加奈枝が言った事が大正解とか…ないよね?
あたしは、葉月さんに言われるがままに、屋上に来た。
なんかやっぱ、変だろ?この展開。
「ねぇ?美夕夏さん…三浦クンと付き合ってるの?」
『えっ?』
――何…急に?
聖斗とあたしは付き合っていない。
あたしの、ただの片想いなだけ。
「噂で聞いたの。違うの?」
『付き合ってないけど…それがどうか?』
付き合いたいけど、付き合えないんです。
って言う心の声が邪魔して、少し言葉がこもった。