家についたあたし達は、リビングでグタッとしていた。

「疲れたな?」

『うん…』

結婚式が終わって、あたしと聖斗はクタクタだった。聖斗なんか、今まで仕事だったのに、結婚式で余計に疲れたと思う。

「美夕夏…ずっと一緒にいような。夕聖と三人でずっと…」

そういうと聖斗は、すぐに寝てしまった。

あたしは…もう聖斗の声も顔も…笑顔も…全て生きている時の姿で見れなくなるなんて…。

知らなかった。


そしてあたしも、眠りについた。