『あたし、自分がいる場所を見つけたから。だから…勝手かもだけど、やめます』
みんなは驚いている。
だけど、そんなのを無視してあたしは話を続ける。
「なんで?もしかして、妊娠とか」
誰かが言った。
それは、当たっている。だからあたしは、担任を見ると担任は頷いた。
『うん。』
あたしがそう言うと、みんなは驚いた。驚くのも無理がない。
『だから…学校に来なければ単位が落ちるだけだし、学校に来ればみんなに迷惑をかけて、中途半端になるって思ったの。』
みんなは熱心に聞いてくれる。今までは、大嫌いだったみんなが、あたしの話を聞いてる。
『だから、学校をやめて自分のために、出来る事を頑張ろうと思うんだ』
加奈枝は泣きながら聞いている。
「美夕夏、応援してるからね♪」
あたしは頷いて、教室からでた。
初めて学校に来てよかったって思った。
最後、変な噂が流れるまえに、あたしから事実を言えてよかったって思った。
そして、あたしは高校生活に終止符をうった。