あたしは明日香の家に、久々に行った。
明日香の家に入ると、明日香のお母さんが出てきた。
「美夕夏ちゃん?来てくれたの?ありがとう。」
『いえ、親友ですから』
「早く中に入って」
明日香のお母さんは、あの日みたいに泣いてる事はなくて、笑っていた。
あたしみたいに、明日香の死に立ち向かったんだろう…。そう思って、明日香のお母さんはすごいって尊敬していた。
そして、あたしは明日香の写真がある場所に行き、線香をあげて、心の中で明日香と会った。
心と心は繋がってるんだよ。明日香。
そして、あたしは線香をあげ終わって、明日香のお母さんに
『じゃあ、あたしは、明日香のお墓に行ってから帰ります』
「今日はありがと。また、来てね」
あたしは、そして明日香のお墓に行った。
あたしはあの時、明日香に自分の気持ちを全て言っていなかった。だから今日、明日香に言いにきたんだ。
明日香の眠る場所に、花を置いて、線香をあげた。
『明日香?久しぶり☆』
帰ってくるはずのない、明日香の声が聞こえた気がした。
『あたしね。明日香になんも言わないで、バイバイしたから後悔してるんだ。だから…手紙書いたの♪読んでね』
あたしは、そう言って明日香のお墓に置いた。