ご飯を食べ終わった後、あたし達はテレビを見ていた。

『んー。眠い』

あたしは背伸びをして、あくびをした。

「風呂入ってこえば?」

『うん』

あたしは、眠いまま先にお風呂に入った。
眠くて眠くて、お風呂の中であたしは寝れそうなくらい、眠かった。

だけど、無事にお風呂から出た。

『春…お風呂出たよ』

あたしは、あくびをしながらも、ソファに座る春に言った。

「おう☆」

そう言って、春はお風呂に向かった。
眠いあたしはソファに座ると、睡魔に襲われてそのまま…寝てしまった。


春がお風呂から、出てきた事なんか知らずにあたしはずっと寝ていた。

春…あたしは無意識の内に、春の優しい心に傷を付けてしまっていたんだね。

「美夕夏、こんな所で寝てたら風邪ひくぞ!」

そう言って、春はあたしをベッドに運んでくれた。
あたしは、寝ていて気付かなかった。

「女がこんなに無防備じゃダメだろ?」

『んー……セ‥イ‥ト…』

あたしは、春が傷ついた事知らずにそのまま…寝ていた。

春…ごめんね…。気づかないで。ごめんね…