春?春はどうして、優しいの。いつでもどこでも…。

あたしは、そんな春に甘えてばかりで、春を苦しませるって、春が辛くなるって知っていて、春とあたしは付き合いはじめた。

春…あたしは、春に支えられっぱなしだったよね。
付き合う前も、付き合った今も…支えられているんだよね。


あたしは、家に電話をして、あの怖いお母さんからも、了解を得た。

「大丈夫だったか?」

あたしは、笑顔で

『うん♪』

っと言って、春が座るソファに座って抱きついた。
その瞬間、春の顔が赤く染まった。

――照れてる(笑)

あたしはジーッと春を見つめた。そうすると、春はあたしの頭に手をのっけて

「そんなに見つめんなよ」

って恥ずかしそうに言った。そんな春が、可愛くてあたしは大笑いして、

『春って結構、面白い(笑)』

初めて春を見た時の、印象は【真面目,変な人,難そう,面倒】とか大学生って感じのイメージだった。
だけど今となっちゃ、【優しい,頼れる,面白い】っていうイメージに変わった。

「結構ってなんだよ!」

春は笑って、あたしの頭をグシャグシャにした。

そしてあたし達は、一緒にご飯を作って食べた。
春は、結構料理が上手で、あたしちょっとムッとしたけどね。