そしてあたしは、走って学校から飛び出した。

聖斗、どうして教えてくれなかったの…。
あたしは…どうしたらいいの?あたしは、聖斗を好きになってもいいの?

あたしは、怖くて苦しくて…春にMailをしていた。

[今、暇?]
そうあたしが、春にMailをすると、春からすぐに返事がきて
[♪暇だよ♪]
とって。ねぇ?春…。好きとかじゃないけれど、会いたい。今、一人になるのは怖いよ。
[会える?]
あたしは、そう打って送っていた。
今頃、春はきっと迷惑に思っている。だけど、春からは
[いいよ]
と来た。そしてあたしは、待ち合わせ場所を書いて送って、あたしは、すぐに待ち合わせ場所に向かった。

下心とかじゃないけど、春の気持ちとかを遊ぶわけじゃないけど、今は一人になるのは怖い。

そしてあたしは、待ち合わせ場所に来た。
だけどもう、春の車があってあたしは、春の車が停まっている場所に行くと、春が出てきた。

「どうしたの急に?」

春があたしの顔を覗いた。

『……暇だったから、遊びたくなった(笑)』

そんなのはきっと、嘘だってばれている。だけど、優しい春だから

「そっか」

と言ってあたしの、頭を撫でてくれた。