あたしはたくさん泣いて、泣いて、家に帰った。 泣きすぎたせいか、眠くなって、すぐに部屋で眠りについた。 その時の夢には、雪が降っていた。 そして、『これでいいんだよ』っていう誰かの声が聞こえた。 それはあたしの、今の気持ちだったのかもしれない。 これでいいんだよ。 そう。これで、あたしはいいの…。 だから、ゆっくりと加奈枝が言ったように、新しい恋を見つければいい。