「ごめん...もう大丈夫だから」

「おう。じゃ、帰るか...」

松本健はサッと立って行こうとした
あたしも...

「あれ...?」

「何してんだよ...ほら。」

そういってあたしの腕を掴んできた

「やっ!!!あっ...いや、ごめんなさい」

直也のあのことを思い出しちゃう

はやく消えてよ
あたしの中から消えてよ...

「あ、カバン置いてきちゃった...」