「うまかった。ごちそーさん」

あれ?るなどこいった?

食べてから…あ、風呂か。

早く出ねーかなー。
るなに渡したいもんあんのに。


────ガチャッ

「健お風呂いいよ」
「おう!」



って言ってはいってるものの

るなにいつ渡そ…

あー。計画性がねぇよな俺。


「るなー?でたぞー」

あれ?どこ行ったんだよ。

今だな。準備しとこ。

急いで寝室に向かった俺。
だけどそこには…

「髪乾かしながら寝てんのかよ(笑)」

すげーなコイツ。
「るな?ベッドで寝ろよ。」
「んー。健も一緒に寝てよ」
「おー。わーったから。」

今日は渡すのやめよっか。
るなの横にいたいし。


「るな?もう寝た?」

「ギュッてして」

は?どうしたコイツ?
ま、いっか。

「健…?キスして」

「お前熱でもある?」
「ない。」
「どうした?」

聞いても返事をしないるな。
顔をのぞき込むと顔を隠された。


そしてるなはこう言った…

「寂しかった。ずっと。健のいない毎日がつまんなくて嫌だった」

「お前ガキかよ(笑)」

そう言って
ベッドの中でるなにキスをした

さっき不意打ちだったからな…
仕返ししてやろ。

──グッ
「きゃっ!ちょっ健?」

ドンドンと俺の胸を叩くるな。今の状況?
るなを押し倒してる。

「健!ちょっとまってよ!」
「やだ」

俺が待つの嫌いなことくらいわかってるよな?

「2分も…だめ?」

「だめ」

「いっぷ…ふっ…ぁ」

"1分もダメに決まってんじゃん"
そう心でいいながらるなの唇に自分の唇を重ねた

「たけ…る…っハァハァ」
「苦しい?」
そりゃそうだよな。
今までのよりなげーキスだもん

「俺、今日ガマンできねぇや」
「いいよガマンしなくて。今までガマンしてたんだもん」

はっ(笑)コイツ正気かよ。
自分のおかれた立場わかってんのか?

「ガマンできねぇの…こういうことだよ?」

そう言って
るなの首筋にキスをした

「やっ…」

るなの顔を見た瞬間
カァァーと赤くなってるのがわかった

今わかったのかよ(笑)