「まじ日直とか…はぁ…。」

先帰っても暇だし。


「待つ…しかねぇよな」


何しよ。


することなくてウロウロしてるとき
ふと目に入ってきたもの

「何してんだアイツ?」







「かしてみ。」

驚いた顔で俺を見てくるのは

るな。



そう、俺が見たのは
黒板が消せないるなだった。



ほんとちっせぇよな。


「……。」

「なんですねてんだよ。」

いつもはギャーギャーうるせーのに…


「…ッ……」

え、泣いてる?


「るな、ちょっとデートしよっか」

「…うん」

自分がチビだからって
すねてんだろーな。



「ここって…」

「プラネタリウムだけど」

「なんで?」

なんでって言われても…
「いいから行くぞ」




ずっと見たいって言ってたるな。
星を見るのがほんと好きなんだな(笑)

「ずっと口あいてた」
「だってキレイだったもん」

そう言いながら俺を見て微笑む。


「チビだからってすねんなよ」
「うるさい」
「チビでも好きだぞ」
「ありがと」


こんな小さなやりとりも
るなだからできること。