あたしは...
ずっとこの温もりを探してたんだ


きっと...好きなんだ。

松本健のことが。





ずっとこうしてたい...

そんなことを考えていると

パッと体が離れた



2人の目が合って
恥ずかしくなって笑った

だけどすぐにまた...
松本健が近づいてきた。


この感じ...


ふと思い出す直也のこと


怖い...怖い...けど

松本健の瞳は真剣


「大丈夫だ」

唇が重なる手前で松本健が言った

その言葉はあたしにとって
温かい言葉だった


「ん...っ」


あの時と...直也のとは違うキス


あたし...もう安心していんだよね?


松本健の優しさに
涙が溢れだした


流す涙を手でぬぐいながら
優しいキスをしてくる


「俺がいる。泣くな」

何回も何回もそう言って...




あたし...松本健がスキ。